
住宅地が隣接するアスファルト合材プラントや市街地でのアスファルト舗装の施工現場においては、しばしばアスファルトの臭気に関するトラブルが発生しています。更に、改質アスファルトやリサイクル材の使用拡大により、臭気の発生が著しくなっています。
臭気対策としては、脱臭装置の設置による方法が一般的ですが、設備の初期投資が大きいことや定期的なメンテナンスコスト、燃料、電力、薬剤
等のランニングコストがかかります。
これらの問題を解決するため、消臭剤:デオファインTを開発しました。デオファインTはアスファルト臭気に対して消臭効果の高い環境商品
です。

-
天然由来の脂肪族高級アルコールエステルを主成分としており、安全性が高い。
急性毒性(経口):LD50 4300mg/kg、区分5
高級アルコールエステルは特に有機化合物の劣化臭に対して効果があります。

専用の添加設備が不要です。
デオファインTはアスファルトに対する溶解性が高いため、アスファルトタンクへの直接添加、または、アスファルト合材ミキサーへの所定量添加などの方法で容易に相溶し消臭効果を発揮します。

ストレートアスファルトに対して50〜70ppm程度で消臭効果があります。
改質アスファルトに対しては65〜120ppm程度で消臭効果があります。
合材プラント周辺の消臭
舗装現場周辺の消臭


各種アスファルトに消臭剤を所定量添加し、150℃における臭気を6段階方法で評価した。
■ ストレートアスファルトへの添加効果

■ 改質I型アスファルトへの添加効果

■ 改質II型アスファルトへの添加効果
