燃料|取扱品目

燃料

ガソリン
主に自動車、またはこれに類似のガソリン内燃機関に使用されます。
オクタン価によって1号(プレミアムガソリン)および2号(レギュラーガソリン)の2種類があります。
最近では環境に配慮したバイオガソリンも販売されています。
灯油
民生用と工業用があり、民生用は冷暖房燃料として、工業用は発動機用燃料や洗浄用として幅広く使用されます。
民生用は室内で燃焼されることが多く、燃焼性が良くススや煙の発生がないよう高度に精製されています。
軽油
主にトラック、バスなどのディーゼルエンジン用燃料として使用されます。
発電、農業、建設機械などのディーゼルエンジン用燃料、ボイラーなどの加熱用燃料としても使用されます。
季節・地域により流動点の違いによって5種類(特1号〜特3号)に分類されています。
重油
≪A重油≫
工場のボイラー用、ビル冷暖房用、自家発電用、漁船用などのディーゼルエンジン用、ビニールハウス用燃料などに使用されます。
排気ガスの規制、公書賦課金等の問題から、より低硫黄のA重油の使用が多くなっています。

≪B重油≫
工場ボイラー用、窯業炉用燃料として使用されますが、近年は需要が激減しています。

≪C重油≫
工場の大型ボイラー用、発電所の蒸気タービン用、大型船舶用などの燃料として使用されます。
LPG・LNG
≪LPG/液化石油ガス≫
一般に言うプロパンガス、ブタンガスのことです。
家庭用、業務用、工業用、化学原料用、自動車用として使用されています。

≪LNG/液化天然ガス≫
全く硫黄分を含まず、同一発熱量でのCO2の排出量が石油、石炭と比較し少なく、
また無煙、無灰、無臭、無タールであり、クリーンなエネルギーです。
発電用燃料、都市ガス用等として使用されています。
石炭・コークス
≪石炭≫
一般に、石炭は植物が堆積(たいせき)して地中に埋没し、長期間にわたる自然の作用(地圧や地熱)によって、炭素分の豊富な可燃性の岩石状の物質となった化石燃料です。

≪コークス≫
石炭を約1200℃の高温で乾留(蒸し焼き)にすることで製造されるもので、発熱量が多いことから、製鉄や鋳物やカーバイド製造の原料、燃料などに用いられます。

潤滑油|取扱品目

潤滑油

工業用潤滑油
工業用潤滑油には、油圧作動油、タービン油、軸受油、摺動(しゅうどう)面油、圧縮機油、工業用ギヤ油、冷凍機油、熱媒体油など用途に合わせて様々な潤滑油があります。
最近は、「省エネ、環境、安全」がキーワードとなっています。
自動車用潤滑油
自動車用潤滑油には、ガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、2サイクルエンジン油、ギヤ油、ミッション油など用途に合わせて様々な潤滑油があります。
食品機械用潤滑油
食品製造現場の攪拌機やコンベアーなど、偶発的に食品や飲料に触れる可能性がある箇所に、安心して使用できる潤滑油・グリースです。
グリース
工業用機械、自動車関連の回転部(ベアリング)に封入し、摩擦低下、磨耗防止のために使用されます。
半固状の物資であり、一般の潤滑油と異なり、潤滑油個所からの滴下(てきか)、飛散などがなく、長期間性能を保持することができます。 
金属加工油
金属加工や工作機械に使用されます。用途に併せて、切削油、圧延油、プレス油、焼入油などがあります。
防錆油
防錆油は機械類、鋼板、部品類の保管、輸送、中間工程用の一時的または長期のさび止めに使用されます。
少量の塗布でさび止め効果を発揮し、石油系溶剤などで簡単に除去できることが特徴です。
洗浄油
しみ抜き、ドライクリーニング、ペンキ・ワニスの希釈、機械・金属加工部品の洗浄、動植物からの油脂抽出、インキ溶剤、殺虫剤の希釈用などに使用されます。
従来、金属部品の洗浄用溶剤にはフロン・塩素系溶剤が主に使用されていましたが、フロン規制・PRTRなどの法的規制の強化と環境安全性に対する意識向上により、炭化水素溶剤または水系洗浄剤に置換わりつつあります。

※PRTRとは、化学物質排出移動量届出制度のことです。有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握・集計し、公表する仕組みを指します。